8月の物流業務の伸びは強靭性保ち 消費者物流は安定した伸び=中国

2023-09-04 14:45:21  CRI

 中国物流購買連合会は4日、8月の中国物流業景気指数を発表しました。需要の減速と局地的な豪雨などの影響を受け、物流の運行は一定の季節的特徴を示し、業務量の伸びはやや鈍化していますが、指数のレベルは引き続き景気区間(景況が正常と見なせる範囲、指数では50以上)を維持し、民生分野の物流の伸びは安定しています。 

 8月の中国物流業景気指数は50.3で、引き続き景気区間を維持しました。具体的に見ると、業務量の伸びはやや鈍化しています。地域別では、8月初めに華北地域や東北地域などで大雨と内水氾濫が地域の物流業務量に一定程度の影響を与えましたが、全国の物流ネットワークは円滑な運行を維持し、影響を受けた一部地域も急速に回復しています。8月の東部地区の物流業務総量指数は前月比3.1ポイント低下しましたが、引き続き50以上の景気区間にあります。西部地区の業務総量指数は7カ月連続で51以上となっています。 

 業界別では、夏季の旅行、帰省、飲食、宿泊などの消費が即売品と生鮮食品の物流需要の回復をけん引し続けており、幹線輸送と倉庫・配送業務量が安定的に増加しました。また7月以降、装備、通信、自動車および関連部品、医薬製造などの分野の物流需要が増加し、航空運送業、郵政宅配業、道路運送業などの業務総量指数が53以上に上昇し、うち郵政宅配業の業務総量指数は6カ月連続で60以上の高景気区間にあります。(怡康、柳川) 

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