初の無形文化遺産分野業界標準を発表=中国

2023-08-29 12:33:24  CRI

 文化観光部は28日の記者会見で、国内初となる無形文化遺産分野の文化業界シリーズ標準「無形文化遺産デジタル化保護 デジタル資源収集と記載」がこのほど、同部の認可により発表されたことを明らかにしました。同標準は中国芸術研究院が起草したもので、主に国内における各カテゴリーの無形文化遺産代表的プロジェクトデジタル資源の収集・記載作業を指導・規範化するために用いられます。  

 標準は、無形文化遺産デジタル資源の採集・記載における全体的な条件を明確化し、十大カテゴリー(民間文学、伝統音楽、伝統舞踊、伝統演劇、民間芸能、伝統スポーツ、娯楽と雑技、伝統美術、伝統技芸、伝統医薬、民俗)の無形文化遺産代表的プロジェクトデジタル資源における採集案編成、採集実施、資源記載の業務条件と技術条件を規定しました。 

 標準は、各カテゴリーの無形文化遺産プロジェクトにおいて、採集・記載すべき内容およびそれに対応する条件をまとめて抽出したもので、無形文化遺産を理解する「説明書」であると同時に、作業を分解して細分化する「案内図」でもあり、理論と実践の面で二重の意義があるということです。 

 標準の公布は、無形文化遺産保護機構と従事者が無形文化遺産保護のあるべき原則・理念を正確に認識し、採集・記載業務の方向性と重点内容を正確に把握し、記載業務の科学化・規範化・標準化レベルを向上させるのに役立ちます。(ヒガシ、柳川) 

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