中米商務相が会談

2023-08-29 10:48:45  CRI

 商務部の王文濤部長は28日、北京を訪問中のレモンド米商務長官と会談しました。双方は中米首脳のバリ島会談での重要な共通認識の実行を巡って、中米の経済貿易関係と共に関心を持つ経済貿易問題について理性的で率直かつ建設的な意見交換を行いました。

 王部長は「経済貿易関係は中米関係を安定させる重石だ。両国の貿易はそれぞれの経済や世界経済にとって重要だ」とし、米国側と共に努力し、相互尊重、平和共存、協力・ウィンウィンの原則を堅持し、両国商工業界の協力のために良好な政策環境をつくり上げ、二国間の貿易と投資を促進したいとの中国政府の姿勢を改めて示しました。  

 王部長は、米国の対中301関税(1974年通商法301条に基づき2018年7月から継続している中国原産品に対する追加関税)、半導体政策、相互投資規制、差別的補助金、中国企業への制裁などを重点的に取り上げて厳正な関心を示しました。王部長は「国家安全の汎化は正常な経済貿易往来に不利であり、一方的かつ保護主義的な措置の実施は市場のルールと公平な競争原則に合致せず、世界の産業チェーンとサプライチェーンの安全と安定を損なうだけだ」とし、米国側が何度も表明している「中国側とのデカップリング(切り離し)を求めない」を実行に移すよう求めました。 

 王部長とレモンド長官は、中米が経済貿易分野で開放的かつ生産的な対話を展開する重要性を認識し、中米両国商務省間に新たな意思疎通のチャンネルを構築すると宣言しました。両者は意思疎通の恒常化に同意し、毎年少なくとも1回会談することで合意しました。(Mou、柳川) 

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