韓国で日本の放射能汚染水放出を非難する大規模集会

韓国国民5万人がソウルで日本の放射能汚染水の海洋放出に抗議 

　韓国の環境市民団体「日本放射能汚染水放流阻止共同行動」や共に民主党、進歩党、正義党などの政治家、一般市民らが26日午後、ソウル中心部の世宗大路に集まり、福島の放射能汚染水放出に反対する汎国民大会を開催しました。主催者側の推計によりますと、集会にはおよそ5万人が参加したということです。 

　参加者らは、日本政府と東京電力が今月24日から福島第一原発の放射能汚染水を海へ放出していることを強く非難しました。 

 　韓国最大野党、共に民主党の李在明（イ・ジェミョン）代表は演説で、「福島の放射能汚染水の海洋放出は、環境に対する犯罪行為であり、太平洋沿岸のすべての国に対する宣戦布告に等しい」と指摘しました。また、日本政府に対し、放射能汚染水の放出を直ちに中止するよう求めるとともに、韓国政府に対しても、日本による放射能汚染水の放出を阻止し、韓国国民の生命と安全を守るために直ちに行動を起こすよう求めました。 

 　参加者らは1時間半にわたる集会の後、会場からソウルの龍山にある韓国大統領府まで抗議デモ行進を行いました。（hj、柳川）