福島県の水産品価格が下落 飲食店の来客数は減少

2023-08-27 17:14:07  CRI

 日本の放射能汚染水の海洋放出による打撃を真っ先に被ったのは、地元の福島県の漁民や飲食業経営者でした。25日には福島県の漁港での水産品の価格がはっきりと下落し、地元の飲食店で食事をする人も目立って減少しました。

 福島県の沼之内港は福島第一原発の南に位置します。東京電力が24日に汚染水の海洋放出を開始してすぐに、地元の漁民は打撃を受けました。ある漁師によると、海洋放出が始まった翌日の25日には、ヒラメの1キロ当たりの買い取り価格が約15%下落したとのことです。

 ある福島県の漁師は、皆さんが汚染水の海洋放出の影響を気にして、心配しているからこのような状況になったと述べました。

 福島県には、地元の水産品の販売も行う飲食店が多くあります。ある飲食店の経営者によると、24日午後に汚染水の海洋放出が始まった後は、買い物や食事に訪れる客が以前より明らかに少なくなったとのことです。

 福島県の別の飲食店の経営者は、24日午後1時ごろまではいつも通りだったが、その後は客が目に見えて減ったと話しました。(閣、鈴木)

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