北京
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日本メディアの24日の報道によりますと、東京電力は同日、海洋に放出予定の放射能汚染水のサンプリング検査を実施したと発表しました。東電によりますと、サンプル中のトリチウム濃度は「基準をクリア」する結果が出たとして、現地時間24日午後から汚染水の海洋放出を始めるということです。
一方、テレビ朝日は同日、日本政府と東京電力が、気象条件が許せば、現地時間24日13時ごろに福島第一原発の汚染水海洋放出を開始することを決めたと報じました。しかし、気象条件が悪ければ排出を一時延期する可能性もあるとのことです。
共同通信によりますと、福島第一原発の放射能汚染水は約134万トンで、敷地内の約1000基のタンクに保管されています。2023年度は約3万1200トンを4回に分けて、1回当たり約7800トンを排出します。東京電力は1回目の排出を完了するには17日程度を擁要するとしています。
東電は1回目に排出する放射能汚染水を約1200トンの海水で希釈した後、大型水槽内に送ります。汚染水を流し込む大型タンクは約7分で満杯になり、あふれた水は隣の「立て坑」と呼ばれる設備へと流れていきます。立て坑は海底トンネルとつながっており、水があふれ出ると、海に放出される仕組みになっています。
東電の計算によると、海水で薄められた汚染水は、約1キロのトンネルをゆっくりと流れ、約1000秒後に海に到達するということです。(Yan、坂下)