中国では独身者が2億3900万人! 「結婚できない」が大きな社会問題に

2023-08-23 16:27:25  cri

 深センのショッピングモールで登場した七夕の「ピンク・ハート」

 今年の8月22日は旧暦の7月7日、中国の伝統的なバレンタインデー、「七夕」にあたります。七夕ムードの一つに、中国各地で若い独身男女を対象に婚活が開催されました。独身者の縁結びのための“カササギ橋”を狙ったわけです。

 中国では独身者人口がますます増えつつあり、出産の年齢も上昇しています。今や、若者にいかにして「独身を卒業してもらうか」が大きな社会問題です。

 「中国統計年鑑2022」によると、2021年時点で中国全国の15歳以上の独身者人口は約2億3900万人でした。また、「中国国勢調査年鑑2020」によると、2020年における全国の平均初婚年齢は28.67歳で、2010年の24.89歳に比べて3.78歳上昇しました。

 中国科学院心理研究所は中国の若者が結婚しない原因について行った調査報告では、独身でいつづける理由について、最も多かったのは「社交圏が固定されている」で、50.7%でした。第2位は「自分はオタクであり人付き合いを好まない」(47.5%)、第3位は「自己表現が下手」(46.0%)でした。その他に「余暇はネットなどの仮想世界に費やす」(44.7%)、「異性と知り合うルートが限定的」(43.4%)、「異性との付き合い方が分からない」(41.7%)、「仕事が忙しい」(29.3%)などが挙げられました。(藍、鈴木)

 

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