北京
PM2.577
23/19
3歳の誕生日を迎えた米国在住のジャイアントパンダ「小奇跡(シャオチージー)」
米国在住のジャイアントパンダ「小奇跡(シャオチージー)」は現地時間21日に3歳の誕生日を迎えました。米ワシントン北西部に位置するスミソニアン国立動物園はシャオチージーの誕生日パーティーを催し、多くの来園者がシャオチージーの誕生日を祝いました。
中国外交部の汪文斌報道官は定例記者会見で、「シャオチージーが健やかに3歳の誕生日を迎えたことをうれしく思う」と述べた上で、スミソニアン国立動物園在住のジャイアントパンダ、雌の「美香(メイシャン)」、雄の「添添(ティエンティエン)」、そしてその間に生まれたシャオチージーが予定通りに今年の年末に中国に戻ると明らかにしました。
中米双方は2000年にジャイアントパンダの保護研究協力を始め、2000年末にメイシャンとティエンティエンが米国に到着しました。メイシャンは20年余りの間に子ども4頭を出産し、その中には2020年に生まれたシャオチージーが含まれています。これらのパンダは米国民に多くの喜びをもたらし、中米両国国民の心の距離を縮めました。特に新型コロナウイルスが大流行した期間に生まれたシャオチージーは世界中のパンダファンに大きな希望と勇気を与えました。
現在、メイシャン一家の健康状態は良好で、中米双方は関連手続きを進めており、運輸上の保障に取り組み、メイシャン一家の帰国に最善を尽くしています。
パンダは中国の国宝として、中国と外国の文化交流の友好使者でもあります。中国はこれまで米国を含む19カ国の22機構とパンダの保護協力研究プロジェクトを展開しており、現在、海外在住のパンダは65頭に上ります。
また、一部の統計では、海外でのパンダの観覧者の数は延べ10億人を上回り、パンダ関連の文化交流活動は数百に上り、パンダは世界中の人々に喜びをもたらすと同時に、野生動物の保護意識の向上や民間の友好交流の促進においても独特の役割を果たしているとみられています。(Lin、藤井)