2023年8月24日が海洋環境の災の日になること望まない=外交部

2023-08-23 18:45:27  CRI

 外交部の汪文斌報道官は23日の定例記者会見で、「日本メディアの報道によると、日本政府は明日(8月24日)13時に福島の放射能汚染水の海洋放出を開始する。中国はこれについてどのようにコメントするか」と記者から質問を受けました。

 これについて汪報道官は、「日本が意見を譲らず、24日に福島原発の放射能汚染水の海への排出を始めると発表したことについて、昨日(22日)の記者会見で、中国の厳正な立場を詳細に述べた。同時に、外交部の孫衛東副部長は昨日、垂秀夫駐中国日本大使を召喚し、これについて日本側に厳正な申し入れを行った」と紹介しました。

 汪報道官はまた、「中国は日本が誤った決定を撤回し、放射能汚染水の海洋放出計画の強行をやめ、周辺隣国と誠実に善意をもって意思疎通を図り、責任ある方法で汚染水を処置し、世界の海洋環境に予測不可能な破壊と危害を与えないよう強く促す。日本が海洋放出計画を強行するならば、中国政府は必要な措置を講じ、海洋環境、食品安全、公衆の健康を断固として守る」と述べました。

 汪報道官はさらに、「覆水盆に返らず。われわれは2023年8月24日が海洋環境にとっての災の日になることを望んでいない。日本がひたすら自分の考えで突き進むなら、それによってもたらされる歴史的な責任を負うことになる」と強調しました。(RYU、坂下)

ラジオ番組
KANKAN特集