北京
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このほど発表された、中国人の成人1580万人を対象とした研究の結果によると、中国で過体重か肥満(BMI・ボディマス指数が25以上)の男性は41.1%、女性は27.7%、肥満の男性は18.2%、女性は9.4%で、男性の過体重・肥満の比率は女性よりはるかに高いことが分かりました。
男性の方が肥満になりやすい原因について専門家は、生活や仕事上でストレスがたまり、情緒的になりやすいことと関係があるとして、次の三つを挙げました。一つは長期にわたる過度なストレスや情緒不安定が内分泌ホルモンの分泌障害を招くことで、主にストレスホルモン・副腎グルココルチコイドの分泌量が大幅に増えてインスリンの役割を打ち消す効果を果たし、腹部脂肪の蓄積を増加させること。二つ目は、男性の場合、ストレス緩和や気分転換のために暴飲暴食などの不健康なライフスタイルになることが多く、過食に加えアルコールが往々にして大量のカロリーを生成することから、肥満を促進する可能性があること。三つ目は睡眠の問題で、長期的な睡眠不足や不規則な睡眠がエネルギーのバランスを崩し、肥満を引き起こしがちなことです。
また、肥満を年齢別に見ると、過体重と肥満の割合は各年齢層の男性と女性で異なり、男性の「肥満ピーク年齢」は通常は女性より若く、男性の過体重と肥満の比率は50歳から54歳でピークに達し、女性は65歳から69歳でピークに達します。男性の肥満の比率は35〜39歳でピークに達しますが、女性の場合は70〜74歳です。肥満は多くの病気を引き起こすため、専門家は肥満の発生を予防するため早期に手を打つよう呼びかけています。
この研究データが公表されるとたちまち注目を集め、アクセスランキングの上位に入りました。ネットユーザーからは「日韓の男性もストレスがたまるが、肥満の割合はこれほど高くない。体も鍛えず、節食もできないのが問題だ」「中国のグルメはさまざまで食欲を抑えるのが難しい」「1年間和食を食べたら痩せるかも」などのコメントが寄せられています。(Mou、坂下)