ナイジェリア学者「BRICS協力メカニズムは発展途上国の国際的影響力と発言権向上の助けに」

第6回BRICSメディアハイレベルフォーラムで発言するシェリフ氏

 　ナイジェリアのアブジャ大学の国際関係と国際政治研究の専門家であるシェリフ・ガリー・イブラヒム博士はこのほど、南アフリカのヨハネスブルクで開かれた第6回BRICS（ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ共和国の新興5カ国）メディアハイレベルフォーラムに出席しました。シェリフ博士は記者のインタビューに答えた際、「BRICS5カ国は世界の人口の40%以上をカバーしている。BRICS諸国は長期にわたって自国の発展を実現させると同時に、他の発展途上国が困難を解決するのに協力し、発展途上国の国際的影響力と発言権を高めるために大きく貢献してきた」と述べました。

　シェリフ氏はまた、「習近平主席が提案したグローバル発展、安全と文明の『三つのイニシアチブ』は中国のグローバルガバナンス理念を示しており、多国間体制の構築、グローバルな発展と安定の促進、人類運命共同体の構築に対して独特の役割を果たしていくだろう」との見解を示しました。

　シェリフ氏はさらに、「BRICS協力メカニズムは西側諸国が主導する旧来の国際政治と経済秩序を変え、国際金融問題におけるドルの主導的地位を弱め、アフリカ諸国を含む広範な発展途上国が西側諸国の制限と搾取から抜け出すのを助ける上で非常に重要な意義がある」と指摘しました。（藍、坂下）