北京
PM2.523
3/-2
中国外交部の汪文斌報道官は22日、「日本政府は国際社会の深刻な関心と断固たる反対を顧みず、頑なにも8月24日に福島の放射能汚染水の海洋排出を開始すると発表した。日本は全世界に核汚染のリスクを公然と転嫁し、人類全体の長期的な幸せよりも私利私欲を上位に置いた。この決定は極端に利己的であり無責任だ。中国は重大な関心を持って強く反対し、日本側に厳重抗議した」と述べました。
汪報道官は、「福島の放射能汚染水の海洋排出計画の正当性や合法性、安全性は2年以上にわたり国際社会から疑問視されてきた。日本はこれまで、放射能汚染水浄化装置の長期的信頼性、放射能汚染水データの正確性、海洋排出モニタリングの有効性などに関する国際社会が重大な関心を持つ問題を、今も解決できていない」と指摘しました。
汪報道官はさらに、「日本が誤った決定を是正し、放射能汚染水の海洋排出計画を撤回し、誠実な態度で周辺諸国と意思疎通をし、責任を負う方法で放射能汚染水を処理し、厳格な国際管理を受けるよう強く促す。中国はあらゆる必要な措置をとり、海洋環境を維持し、食品の安全と大衆の健康を維持する」と強調しました。(任春生、鈴木)