北京
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北京時間18日、中国の台湾地区の副指導者、頼清徳氏が南米訪問の「経由地」である米国訪問を終えて台湾に戻った。同氏の訪米前後、台湾の人々は在米華僑・華人と「台湾独立反対」「台湾独立に未来はない」などのスローガンを叫んで抗議した。米国は今回も頼氏をあえて「冷遇」した。このことは、頼氏が根っからの「トラブルメーカー」であることを各方面が認識しており、この評判の悪い「台湾独立」分子が至る所で毛嫌いされていることを裏付けている。
現在、多くの人が台湾海峡問題の「現状」を語っている。では、その「現状」とは何なのか。事実ははっきりしている。つまり、両岸は同じ一つの中国であり、台湾は中国の領土の一部であり、両岸には長期にわたって政治的意見の相違が存在しているが、中国の国家主権と領土保全は一度も分割されたことがない。2016年以来、台湾の民進党当局は一方的に両岸関係の政治的基礎を破壊し、一つの中国の原則を体現する「九二共識(92年コンセンサス)」の承認を拒否し、外部勢力と結託して「独立」の挑発を企て、台湾海峡の現状を深刻に破壊し、台湾海峡の平和と安定を乱す最大の源となっている。一方、民進党内では、頼氏は最も悪名高い「台湾独立」分子の一人といえる。
「乗り継ぎ」の名目を掲げた頼氏の今回の訪米の最も重要な目的は、台湾地区の指導者に立候補するために勢いをつけ、米国を自身の「プラットフォーム」にし、国際社会で「台湾独立」分裂の暴論をまき散らすことにある。これは必然的に中米関係に厄介事を引き起こしている。米国が頼氏の今回の「乗り継ぎ」に対して冷淡な態度を示したことは、米政府内に確かに「疑頼論(頼氏のやり方に疑問をもつ声)」が存在することを物語っている。頼氏が米国を利用して選挙情勢を有利するもくろみが崩れた。「台湾独立」分子がいくら米国に媚びて台湾を売っても、彼らはワシントンにとって駒にすぎないのだ。
現在、台湾は平和と戦争の2つの道、繁栄と衰退の2つのビジョンの重要な選択に直面していると、多くの観測筋は見ている。ますます多くの台湾民衆は、「台湾独立」と台湾海峡の平和と安定は相入れないものであり、両岸同胞の利益と幸福と相反するもので、「台湾独立」の分裂に断固反対し、平和統一を共に追求することこそ、両岸中国人の共通利益に最も適うことだと認識している。大陸側は平和統一のために広々とした空間をつくりたいと思っているが、さまざまな形の「台湾独立」分裂行為のためにいかなる余地も残さない。(CRI論説員)