中国 ギリシャを抜いて世界一の「船主国」に

2023-08-18 14:00:48  CRI

 大勢の船主と関連会社を持つギリシャは長い間、世界最大の船主国だと見られています。英国の調査会社「クラークソン・リサーチ」の最新データによりますと、総トン数の計算から、中国はギリシャを抜いて世界一の船主国になりました。

 2000年代初頭、日本は船主が保有する船舶の総トン数で世界最大の船主国になりました。その後、ギリシャは2013年に日本を抜いて世界一になりました。さらに、2018年、中国は日本を抜いて、ギリシャを追いかけ始めました。クラークソンによりますと、2015年から、中国の船主が保有する船舶の規模は著しく増え、とくにドライバルク船とコンテナ船の伸びが際立っています。

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 クラークソンのアナリストのスティーブン・ゴードン氏は、「貨物輸送の規模の大きさ、造船業の強大さ、金融業の日増しに表現される活発さにより、中国船団規模の増強も驚くものではない」と述べました。

 クラークソンのデータによりますと、これまで、中国の船主が保有する船団は総トン数(GT)が2億4920万トン、市場シェアは15.9%に達し、約1800億ドルに相当しています。2位のギリシャは2億4900万トン、市場シェアは15.8%、約1630億ドルに相当します。3位からは、日本の1億8100万トン、韓国と米国の6600万トンの順です。

 総トン数から見れば、中国は1位ですが、載貨重量トン数(DWT)から見れば、ギリシャは依然として最大の4億2300万トンで18%を占めています。このほか、ギリシャの船主が保有するタンカーは市場シェアが25%、LNG運搬船は21%でそれぞれ1位となっています。

 中国の船主が保有する船舶総トン数が1位になることは主にドライバルク船とコンテナ船の伸びによるものです。クラークソンによれば、トン数で計算すると、ドライバルク船は24%、コンテナ船は16%をそれぞれ占めています。(殷、野谷)

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