北京
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中国科学院天津工業生物技術研究所では、二酸化炭素変換技術に基づいたヘキソースの人工合成を高効率かつ精密に実現するという糖合成技術の開発での新たな進展がありました。

中国で人工製糖の新技術が開発
ヘキソースは六炭糖とも呼ばれ、分子中に炭素原子が6つある単糖類の1種です。ヘキソースは自然界に広く分布し量が多い上に、生体の栄養代謝に密接にかかわっています。日常生活でよく目にするブドウ糖、果糖、ガラクトースなどはいずれもヘキソースに属します。これまでは植物を利用して二酸化炭素からバイオマス資源、さらに糖への合成を行ってきたので、光合成エネルギーの変換効率という制約がありました。
中国科学院天津工業生物技術研究所の楊建剛副研究員によれば、研究により植物に依存しない自然界には存在しない化学合成の経路がもたらされました。より短い反応経路、より少ないエネルギーでより高効率に化学物質における原子に立体配置を正確に制御し、化合物の選択性を高めることができ、その後の分離コストを引き下げることもできるとのことです。この研究成果は二酸化炭素を使って多様な構造と機能の糖類を作り出すための技術上の支えになるとのことです。(Yan、鈴木)