40代の中国人女性 ネットで知り合った男性に会うため渡米し行方不明に

2023-08-15 14:03:11  CRI

地元の警察が出した人探しのポスター

 在ロサンゼルス中国総領事館が12日に発表したところによりますと、先日、ある中国公民がネット上で知り合った男性に会うために渡米した後、南カリフォルニアで消息不明になったということです。総領事館では地元の警察に連絡して女性の行方を捜していますが、いまのところ進展はありません。

 米メディアの報道によれば、中国広東省在住の女性金芳さん(47歳、仮名)は7月14日、数千ドルを携えてロサンゼルスに到着し、ネット上で知り合った男性に会いに行きました。しかし7月22日以降、金さんは家族との連絡が途絶え、携帯電話もソーシャルメディアも一切連絡が取れない状況です。ビザ手続きが必要なため、すぐに渡米することができない金さんの家族は、米国にいる友人に依頼してネット上で1万ドルの報奨金を募り、金さんの手がかりとなる通報を求めています。また、警察も行方不明者の捜索通知を出して金さんを探しています。

 金さんの娘によると、最後に連絡を取った際、その晩はキャンプに行くと言っており、特に変わった様子はなかったとのことです。また、「母は旅行好きで、これまでにも独りで多くの国を訪れていたが、米国へ行くのは初めてで、まさか行方不明になるとは思いもよらなかった」と心配を隠せず、「母は数カ月前、ネットで南カリフォルニア在住の男性と知り合ったが、この男性については、家族はあまりよく知らない」と言い、金さんとの連絡が途絶えて半月が経過したことから、家族は気が気ではなく、万一の場合を懸念しています。

 また、警察の調査では、金さんと一緒にいた米国人男性はジョン・ルート・フィッツジェラルド(John Root Fitzgerald)と言い、今年52歳で、カリフォルニア州サンバーナーディーノ郡在住の退役軍人で、犯罪の前科があり、過去に他人を襲い執行猶予になっていました。2人は約半年前にネット上で知り合い、7月中旬にカリフォルニアで会おうと約束していました。しかし、7月24日に男性の携帯電話から最後の発信があった後、2人とも連絡が途絶えたということです。(Lin、坂下)

ラジオ番組
KANKAN特集