「研学遊」「没入型パフォーマンス」「シティーウオーク」 夏季文化観光消費の新トレンドに=中国

2023-08-09 14:41:47  CRI

 今年の夏休み、北京にある中国国家博物館は、9歳から13歳までの子どもを対象に、「古代中国・通識(リベラル)」シリーズの授業を開始し、逸品館の所蔵文化財を手掛かりに、中華文明をパノラマ展示しています。中国中部の安徽省黄山市では、子どもらが徽州彫刻博物館で同省の彫刻「徽彫」の技術を体験することができます。中国東部の江蘇省南通市では、ミツバチ養殖業者が校外学習に訪れた子どもらに養蜂技術を説明しています。各地が特色ある資源を「研学遊(夏休み・冬休みを利用した校外学習旅行)」のコースに取り入れ、人気が高まっています。  

養蜂技術を解説する南通市のミツバチ養殖業者 

 中国北西部、甘粛省敦煌市の洞窟式没入型体験劇「楽動敦煌」 

 没入型パフォーマンスとは、伝統的な劇場における出演者と観客の関係を打破し、観客が俳優とのやり取りを通じて舞台と一体化するもの、または機械装置やホログラム映像などの科学技術手段を通じて多次元の視聴体験を提供し、臨場感のある珍しい体験で文化の魅力を来場者に味わってもらうものです。  

中国中部、湖南省長沙市黄興路の歩行者天国を散策する観光客 

 シティーウオークとは、街中をジョギングしたり、散策したりすることで、都市における「マイクロツーリズム」の一種です。一般的には、数人でプロのリーダーの案内の下、決まったコースやテーマに沿って街中を歩きます。街との深い交流を重んじ、地に足をつけてその都市を理解するものです。(Mou、柳川) 

 


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