北京
PM2.577
23/19
中国が自主的に設計・建造した8200立方メートル積みのLNG(液化天然ガス)供給船が7日午前4時、浙江省海域で試験航海を行うために江蘇省啓東市を出港しました。
試験航海を行うのは南通中集太平洋海洋工程が設計した8200立方メートル級の2隻のLNG供給船の1号船で、全長113メートル、船腹20メートル、型深さ(船体底面から船体最上部までの垂直方向の長さ)は13.5メートルです。同船は先進的な電力推進方式を採用し、デュアル燃料発電ユニットと高効率のアジマススラスター(全方向に水を噴出できるスクリュー)を採用しており、完全なLNGの注入機能を備えています。同船は輸送船としてもLNG供給船としても使用でき、発展が大いに期待できるとのことです。
関係責任者によれば、このLNG供給船の建造では、吊り上げられたタンクを一定の傾斜がある船上の台に降ろして取り付ける世界初の方法を成功させました。
海事関連の行政担当者が試験航海前に同船の詳細な検査を行い、順調に航海できると保障しました。9月末に引き渡せるよう、今回の試験航海で船の建造状況を確認します。(藍、鈴木)