今年上半期も新エネルギー自動車の「世界一の輸出大国」の地位を維持 中国

2023-08-06 15:25:08  CRI

 中国は今年上半期(1~6月)も電気自動車(EV)や燃料電池車などの新エネルギー車の輸出を順調に伸ばし、新エネルギー車の「世界一の輸出大国」の地位を維持しました。

 中国では新エネルギー車の製造が累計1000万台になるまでに15年かかりましたが、生産量が急増したことで1000万台から2000万台になるまでには1年半もかかりませんでした。

 今年上半期に中国国内の自動車小売市場では、販売された4台に1台が新エネルギー車でした。清華大学21世紀発展研究院の張永偉執行副院長は、中国の新エネルギー車産業は、技術の向上と応用や小規模の試験的製造の段階から、大規模生産に移行する産業の質の高い発展の段階に入りつつあると指摘しました。

 また、中国自動車工学学会の張進華常務副理事長は動力用リチウムイオン電池の技術が向上していることで、EVは依然として期待できる発展方向であり、国の科学技術計画も新エネルギー車の科学技術における難関突破を支持しているとの認識を示しました。

 戦略の安定性を維持し、戦略的リードを堅持することは、中国の今後の新エネルギー車の発展を確保する重要な要因です。補助金や税の減免などの一連の政策支援により、新エネルギー自動車の市場と産業チェーンが徐々に形成されています。さらに、中国の新エネルギー車は2020年以降、政策支援段階から市場競争段階に入りつつあり、自動車が電動化されると同時に、スマートコネクテッドカーが中国の自動車ブランドの今後の方向性になりました。(Mou、鈴木)

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