中国の地熱エネルギー直接利用規模が引き続き高水準で発展

2023-08-03 16:06:34  CRI

 近年、中国の地熱エネルギー開発は目覚ましい成果を上げており、河北省雄安市、陝西省咸陽市、雲南省大理市などでは、地熱エネルギー開発がクリーンエネルギー暖房や地熱エネルギー発電の発展をサポートしています。

 地熱エネルギーとは、地球内部の岩石や土壌、流体やマグマに存在し、人間が利用できる熱エネルギーを指します。 地熱エネルギーは、その埋蔵深度によって、浅層地熱エネルギー、対流型地熱エネルギー、高温岩体型地熱エネルギーに分けられます。 浅層の地熱エネルギーは地表から200メートル前後までの深さに埋蔵され、対流型地熱資源は地下200メートルから3000メートルの深さから上昇してくる熱水によって熱が運ばれ、高温岩体型地熱資源は地下3000メートル以下から熱伝導によって熱が運ばれます。

 中国では、石炭、石油、天然ガスなどの伝統的なエネルギーや風力、太陽光などの再生可能エネルギーに比べ、地熱エネルギーは比較的マイナーなエネルギー資源です。

 データによると、2020年末現在、中国の地熱エネルギーの直接利用規模は40.6ギガワットで世界全体の38%を占め、長年連続で世界第1位となっています。中国の地熱エネルギーによる冷暖房面積は累計13億9000万平方メートルで、過去5年間の年平均成長率は約23%となっています。(hj、坂下)

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