中国の原子力発電ユニット6基が国の認可取得 「華竜1号」の量産化加速へ

2023-08-03 15:53:57  CRI

 福建省寧徳、山東省石島湾、遼寧省徐大堡など6基の原子力発電ユニットがこのほど、国から認可されました。現在、中国では22基の原子力発電ユニットが建設中です。

 寧徳原子力発電プロジェクト第2期プロジェクト5号・6号機は、中国广核集団(CGN、本部が広東省深セン)の「華竜1号」技術を採用しており、安全性の面で国際原子力機関(IAEA)の安全要件を満たしています。

 全国で稼働中の原子力発電ユニットの2023年1~6月の累積発電量は2118億8400万キロワット時で、全国の累積発電量の5.08%を占め、2022年同期比7.01%増となっています。累積の送電量は1989億2300万キロワット時で、2022年同期比7.16%増となっています。

 「華竜1号」原子力ユニット1基の年間発電量は約100億キロワット時で、人口100万人の年間の電力需要をまかなうことができ、標準石炭換算の消費量を年間300万トン以上削減し、CO2排出量を800万トン以上削減できます。 第14次5カ年計画(2021~2025年)の末までに、中国国内では「華竜1号」ユニット10基以上が商業運転を始めるものと予想されています。(hj、坂下)

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