今年上半期の上海口岸経由のEVなど「新三様」輸出額は2478億元

2023-08-03 15:37:34  CRI

オーストラリアへ輸出する新エネルギー車を検査する上海税関職員

 中国の輸出における新たな三つの代表的製品である電気自動車(EV)、太陽電池、リチウム電池は「新三様」と呼ばれます。上海税関によりますと、今年1~6月の上海口岸(通関地)経由の「新三様」の輸出額は前年同期比74.7%増の2478億元(約4兆9600億円)に達し、全国の輸出額の46.4%を占めました。ハイテク製品、高付加価値製品、グリーン転換製品が上海の輸出成長をけん引する「新たなエンジン」となっています。 

 新三様の中で、新エネルギー車の輸出実績が特に際立っています。今年上半期の上海口岸経由のEV輸出総額は前年同期の2.2倍の767億元(約1兆5300億円)に達しました。うち上海浦東地区にある外高橋港と洋山港の新エネルギー車の輸出台数は27万9000台で、全国の輸出総台数の50%以上を占めました。 

 国際市場の旺盛な需要にけん引され、リチウム電池と太陽光発電製品の輸出額も増え続けています。臨港新片区のリチウム電池産業は今年上半期に急成長し、リチウム電池製品の輸出額は前年同期の3.5倍の141億3000万元(約2800億円)に達しました。  

 上海税関によりますと、今年1~6月、上海経由の輸出入総額は初めて5兆元(約100兆円)の大台を突破して5兆1600億元(約103兆円)に達し、輸出入規模は全国の25.7%を占めました。(hj、柳川)

ラジオ番組
KANKAN特集