北京
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23/19
中国気象局は3日、「極地気候変動年次報告書(2022年)」を発表しました。それによると、この40数年で、北極の気温上昇のスピードは全世界の3.7倍に達しており、2022年通年では、北極の平均気温は平年より1.1度高かったということです。
同報告書は極地の気温や異常気象・気候、海氷、主要な温室効果ガス、オゾンの総量などに関する最新の観測結果と長期的な変化の傾向に対する評価をまとめたもので、極地の気候変動の基本状況を科学的かつ客観的に反映しています。
同報告書がまとめた重要な結論的内容には、1979~2022年までの40数年で北極の気温が急上昇し、気温上昇率は10年当たり0.63度増となり、全世界の気温上昇率の3.7倍に達したこと、南極の海氷範囲が1970年代以降の長期的な緩やかな増加の後、2014年以降急速に減少し始めたこと、温室効果ガスの濃度が増え続けていること、オゾンの総量が南極と北極で異なる変化の傾向を示したことなどが含まれています。(ZHL、坂下)