北京
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中国初の高速鉄道と普通速度鉄道(中国では時速160キロ以下)4線路並行斜張橋である滬蘇湖鉄道(上海市・江蘇省蘇州市・浙江省湖州市を結ぶ鉄道路線)斜塘航路横断斜張橋が1日、最後の鋼箱桁の溶接が完了し、順調に合体しました。滬蘇湖鉄道全線で最大のスパンを持ち、最も難工事とされた橋梁工事の主体構造が完了したことになります。
滬蘇湖鉄道斜塘航路横断斜張橋の工事現場
この斜張橋は上海市松江区に位置しており、設計時速350キロの滬蘇湖鉄道路線のレール2本と運行時速160キロの滬昆鉄道(上海と雲南省昆明を結ぶ鉄道)路線のレール2本が並行する橋梁です。橋体は2本の主塔の両側にケーブルが張られ、主桁には鋼とコンクリートの混合桁を使用しており、全長は460メートル、メインスパンは260メートルです。4本のスラブ軌道が同じ橋梁に敷かれた設計は、橋梁建設史上初のものとされます。
滬蘇湖鉄道路線図
滬蘇湖鉄道は上海虹橋駅から江蘇省蘇州市を経由して浙江省湖州市の湖州駅に至る、全長約163.8キロで、8駅が設置されています。これまでに滬蘇湖鉄道全線の路盤工事の89.2%、橋梁工事の76.3%、軌道工事の16.7%が完了しているということです。(Yan、坂下)