北京
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23/19
外交部報道官は2日、中国側は引き続きG20などの枠組みの下で、各国と環境・気候に関する政策交流と実務協力を強化し、世界のグリーン・低炭素で持続可能な発展を共に推進していくと表明しました。
海外メディアの報道によると、インドで開催されこのほど閉幕した20カ国・地域(G20)環境・気候相会合に関連して一部西側メディアは、中国の立場が排出削減、化石燃料の使用停止、再生可能エネルギーの利用向上などの重要な問題についての会議での合意形成を阻害したと報じました。
報道官は同件について「報道の観点は事実と全く合致しない」と述べ、「G20環境・気候相会合は7月28日に、コンセンサス文書と議長総括を作成し、積極的でバランスの取れた成果を収めた。だだし、一部の国が理由もなく地政学的問題を持ち出したことで妨害され、会議としての共同声明を形成できなかった。中国はこれを遺憾に思う」と表明しました。
報道官によると、中国は世界の気候対策を推進する行動派であり、エネルギー消費量を世界で最も急速に減らしている国の一つであり、水力発電、風力発電、太陽光発電の設備容量が世界で最も多い国であると同時に、中国は他の発展途上国にできる限りの支援と援助を提供し、120余りの発展途上国の気候変動分野担当の官僚と技術者約2000人に研修を提供しました。
報道官はさらに、G20環境・気候相会合の成果文書をめぐる協議で、中国側は各国の利益を調整し、バランスの取れた文書の達成を推進するよう努力したと説明した上で、グリーン経済政策は貿易に不当な差別や制限をもたらしてはならないと呼びかけしました。(雲、鈴木)