北京
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中国航空機メーカー、中国航空工業集団の民用消火機「新舟60」がこのほど、中国北西部の陝西省西安市で、1時間1分にわたる初の試験飛行を行いました。
消火機「新舟60」
「新舟60」は、中国が自主的知的財産権を有し、中国民航適航規章「CCAR-25」に基づき製造された中・大型固定翼航空消防機で、放水・消火、空中通信・指揮、火災予防などの機能を有し、人員と物資の輸送などの緊急救援任務を担うこともできます。
消火剤・水などの投下や火災状況の把握、通信・指揮、総合管理などのシステムを搭載すると同時に、機体の構造の改善、機内の配置や音声システム、空調システム、酸素供給システム、電気システムなどの改善を通じて、森林・草原の空中消火、火災状況の把握、通信・指揮などの機能を実現するとともに、構造を転換することで人員と物資の輸送も可能となります。
「新舟60」の研究開発作業は2021年6月に始まりました。年内に耐空証明を取得する見込みです。(殷、柳川)