森村誠一氏が死去 中国政府と一般市民が「哀悼の意」

2023-07-27 17:45:47  cri

 日本の著名な作家、森村誠一氏が24日に逝去しました。享年90歳でした。この情報が中国に伝わると、外交部や一般市民たちが森村氏の死去に哀悼の意を表しました。

 外交部の毛寧報道官は26日の定例記者会見で、「森村誠一氏のご逝去にお悔やみを申し上げ、ご遺族の皆様にお見舞い申し上げる。森村氏は正義感にあふれた日本の著名な作家で、彼の多くの作品は明白な公理と人間の良識を体現している。特にルポルタージュ『悪魔の飽食』は、当時の日本の対中細菌戦の犯罪行為を深く暴露している」と述べました。さらに、「日本国内の有識者が歴史の真実に向き合い、これを暴く勇気は賞賛に値する」と指摘し、「日本は軍国主義の侵略の歴史を深く反省し、実際の行動で有害な遺風を取り除くべきだ」と語りました。

2000年に中国で出版された森村誠一氏の作品・『野性の証明』中国語版

 森村誠一氏は中国での知名度が高く、彼の作品『悪魔の飽食』は多くの中国人に知られています。彼の『証明三部作』やその他の小説は中国では中国語版が出版されています。また、彼の『人間の証明』を原作とする日本映画が1980年に中国で公開され、今の50~60代の中国人の記憶に残っています。

 森村誠一氏の作品を愛読している中国人読者は、微博のアカウントに「二度とこのような作品は生まれないだろう。人類にとって、これはある種の幸運だ。戦争を経験した人だけが書くことができるものだからだ」と書き込みました。

中国のネットユーザーが微博で森村誠一氏を追悼

  ある中国人は微博上に追悼の文をつづり、「『悪魔の飽食』を読んだ時にショックを受けた。しばらくの間、何も考えられなかった。森村誠一氏に対して、他の推理作家と異なる尊敬の念を抱くようになった」と感想を語りました。

 また、もう一人の中国人は、「『悪魔の飽食』を読んだ後、外で3時間も日を浴びたが、それでも震えが止まらなかった」と当時のことを振り返り、「森村誠一氏は良識と正義にあふれた社会派推理作家で、どの作品もまるで重い鞭を打つように心に響き、人間性の本質をさいなみ続けるんだ」と敬意を表しました。(藍、坂下)


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