汚染ゼロの“パンダ”バス、ワールドユニバーシティーゲームズで活躍へ

　水素燃料電池バスはリチウム電池を利用する電動バスと異なって、水だけを排出すると同時に、二次汚染もありません。エネルギー効率が高く、より省エネで環境に優しい車両です。7月28日から8月8日まで四川省成都市で開かれる第31回FISU・ワールドユニバーシティゲームズ夏季大会では、このグリーン低炭素の水素燃料自動車が交通サービスの主たる手段に指定されています。

ワールドユニバーシティーゲームズで主たる輸送車両になる水素燃料電池バス

　このバスは車体に“パンダ”が描かれ、東方電気集団が開発したに水素燃料電池エンジンが搭載されています。大会期間中には80台が投入され、選手やスタッフを送迎します。大会期間中に使用される唯一の水素を利用するバスでもあります。

　搭載された水素燃料電池動力システムは、最高効率が従来型の内燃機関の熱効率の1.5倍である61%に達します。走行100キロあたりの水素消費はわずか4キロで、水素をフル充填すれば450キロを走行することができます。（朱、鈴木）