北京
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中国四川で発見されたラン科植物の新種
中国南西部にある四川臥龍国家級自然保護区管理局はこのほど、植物に対する科学調査の結果、ラン科植物の新種「バルボフィラム・ウォロンゲンス(Bulbophyllum wolongense)」を発見したと発表しました。
同自然保護区は中国科学院武漢植物園の研究チームと共同で、この植物に対する形態学研究とデオキシリボ核酸(DNA)分子解析を実施した上で、その生息地域の唯一性に基づき、四川の固有種であることを確認しました。同保護区で2020年に植物の多様性に関する野外監視・調査が始まって以来、植物の新種の発見と命名は、今回で6回目です。
同保護区の関係者は「バルボフィラム・ウォロンゲンスの発見は、これまで60年余りにわたって行われてきた環境・生物保護の成果だ。今後、調査が進むにつれて、より多くの植物の新種が発見されるだろう」と述べています。(鵬、柳川)