国家知的財産権局 上半期国内の発明特許有効件数は368万3000件 前年同期比20.4%増

2023-07-18 14:15:09  CRI

 国家知的財産権局の胡文輝副局長は18日、国務院新聞弁公室の記者会見で、2023年上半期の知的財産権に関する状況を紹介しました。

 それによりますと、今年6月末時点で、中国国内の発明特許の有効件数は368万3000件で、前年同時期より20.4%増加しました。中国国内の登録商標の有効件数は4217万7000件で、同じく9.4%増加し、着実に増加しています。

 今年6月末時点で、中国国内の有効な発明特許を保有している企業数は前年同時期より6万社増えて38万5000社に達しており、この38万5000社が保有している有効な発明特許の合計は260万5000件となっています。これは国内総数の7割以上を占め、前年同時期より1.8ポイント上昇しました。

 世界知的所有権機関(WIPO)が分類する35の技術分野別統計によると、今年6月末現在、中国国内の有効な発明特許の増加率上位3位の技術分野は、コンピュータ技術管理方法、コンピュータ技術及び基礎通信プログラムとなっています。

 国家知的財産権局が今年上半期に受理した国内出願者によるPCT国際特許出願数は前年同時期比7.1%増の3万3000件で、マドリード商標国際登録出願(マドリード協定議定書に基づく商標の国際登録出願)数は前年同時期比12.0%増の3024件でした。2022年5月のハーグ協定加入以降、中国の出願者が提出した意匠の国際出願数は月平均150件を超え、世界でも上位となっています。

 今年1~5月の中国の知的財産権使用料の輸入額は1208億元(約2兆3350億円)、輸出額は369億8000万元(約7150億円)で輸出入額はいずれも増加しました。(ヒガシ、坂下)

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