北京
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大型洋上牧場の「耕海1号」
中国で船級サービスを行う唯一の専門組織である中国船級協会(CCS)に登録された中国初の大型海上漁業レジャー施設「耕海1号」の第2期プロジェクトの運営がこのほど正式に始まりました。
中国東部の山東省煙台市の沖合にある大型洋上牧場「耕海1号」は、漁業・養殖、海上観光、レジャー・釣りなどの機能を集約した施設です。同牧場の第1期プロジェクトは三つの養殖場からなり、毎年各種の良質な魚類20万匹を養殖し、年間生産量は15万キロに達します。釣り体験エリアでは海釣りも楽しめます。
このほど運営が開始された第2期プロジェクトは、観光、宿泊、飲食、科学教育広報、科学研究などの機能を有しています。メインエリアの本体は7階建てで、面積は1万平方メートルに及び、海洋レストラン、オーシャンビューホテル、海洋科学広報展示ホールなどからなります。エコフェンスによって第1期プロジェクトと連結し、「オーシャンスター」ネックレスの形をしています。
また、第1期プロジェクトと第2期プロジェクトの連結部分にある40万立方メートルの大型養殖スペースでは、百万匹を超える海魚を養殖できます。
「耕海1号」は、海上での安定を確保するため、1万2000トンの鋼材を使用し、海中にある219本の柱で支えることで12級(最大風速32.4~36.9m/s)の台風にも耐えられます。人間の活動による海洋環境への汚染やダメージを防ぐため、世界最先端の汚水・ゴミ処理システムとクリーンエネルギーシステムを採用しています。(Lin、柳川)