中国の張軍国連駐在代表 朝鮮半島問題における中国の立場を説明

2023-07-14 16:17:01  CRI

 中国の張軍国連駐在代表は13日、国連安全保障理事会の公開会合に出席し、朝鮮半島問題における中国の立場を説明しました。

 張代表は、「朝鮮半島問題は冷戦時代からの名残として現在に至っている。その本質は政治的安全保障の問題であり、核心は平和メカニズムが欠如していることである。米国などは長期にわたって朝鮮を安全保障上の脅威と見なして制裁と圧力に執着しているため、朝鮮は安全保障上の甚大な脅威と生存上の圧力に直面しており、朝鮮側の安全保障上の合理的な懸念は一貫して解決されていないと述べました。

 張代表は、また、「朝鮮半島の緊張した情勢を緩和し、政治的手段による解決を推進する、正しく、唯一の効果的な手段は対話と交渉だ」と指摘しました。

 張代表はさらに、「中国とロシアがこのほど提案した安全保障理事会の朝鮮関連決議草案の出発点は、善意と前向きなシグナルを放ち、対話の再開と情勢転換のための条件を作り出し、朝鮮半島問題の政治的解決を推進することにある。中国は安保理に然るべき行動を取るよう求める国に対し、この草案を真剣に検討するよう呼びかけたい」と強調しました。(任春生、坂下)

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