マクロン仏大統領 NATOの日本での連絡事務所設置への反対を再確認

　リトアニアの首都ビリニュスで12日、2日間の日程で開催されていた北大西洋条約機構（NATO）の首脳会議が閉幕しました。フランスのマクロン大統領はNATOが日本に連絡事務所を設置する提案に反対する意向を示しました。マクロン大統領は会議後の記者会見で、「NATOは北大西洋機構、関連文書は『北大西洋』という地理的範囲を明確にしているが、日本は北大西洋ではない」と改めて強調しました。

　今年1月、NATOのストルテンベルグ事務総長は日本を訪れた際、東京にNATO連絡事務所を設置する構想を協議しました。日本メディアは、NATOはサイバー防衛などの分野で日本との協力関係を深めており、2024年に東京に連絡事務所を設置する計画だと報じました。（雲、野谷）