世界最大の洋上原油流出応急処置実験システムが着工

2023-07-06 13:47:22  CRI

 世界最大の洋上原油流出応急処置実験システムが着工

 交通運輸部水運科学研究院の天津洋上原油流出応急処置実験システムが5日に着工しました。2025年に完成する見通しです。完成後、同実験システムは長さ210メートル、幅25メートル、最大深度7メートルの総合実験池を備え、世界で最も大きく、しかも唯一のⅣ級海況下でフルサイズの原油流出応急処置装備となります。

 洋上原油流出の応急処置は海洋生態系の保護にとって重要な防壁であり、典型的な海況下で大量の模擬実験や演習をおこなって論証する必要があります。

 同実験システムは天津中国・シンガポールエコシティーに位置し、投資総額は3億2300万元(約65億円)で、敷地面積は4万6000平方メートルです。実験池のほか、総合実験ホール、浅瀬原油流出実験施設および清浄エリアで構成されます。原油流出の基本的特徴に基づく研究実験や、原油流出の化学処理および生分解技術の研究実験と関連装置の開発などの機能を備え、世界で機能が最も完全な原油流出応急処置実験システムになる見込みです。(Lin、野谷)


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