【CRI時評】習主席の返信は世界に中国の役割を読み取らせる

2023-07-06 20:25:43  CRI

 「習主席が返信をくれたと知ったとき、私はとても興奮し、嬉しかった。帰国したら、中国で学んだ会計監査の知識を国の建設のために役立てたい」と南京審計大学の会計監査専攻修士課程国際クラスの学生で、マラウィから来た呉娜さんは5日、中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)の記者に語った。

 ちょうどその前日、習近平国家主席はこの国際クラスの留学生に返信し、彼らが中国の同じ分野の人々との交流を深め、互いに学び合い、会計という窓口を通して中国を理解し、中国を読み解き、国同士の友誼と協力のために積極的に貢献するよう励ました。この返信は呉娜さんのクラスにいる37人の学生たちを大いに奮い立たせた。

 南京審計大学の会計監査専攻修士課程国際クラスは2016年に設立され、これまでにすでに「一帯一路」沿線にある76カ国の会計機関に280人以上の専門人材を育成してきた。そのうちの200人以上は無事卒業して帰国し、それぞれの国の会計監査事業に携わっている。

 留学生たちにとっては、中国で会計監査の専門知識を学んだだけでなく、実地調査を通して中国の国家ガバナンス・システムやガバナンス能力の現代化を感じ取ることができた。その過程で、彼らは中国の文化や中国の国情に対する理解や中国の特色ある社会主義、中国共産党に対する認識を深め、国同士の友好交流の使者となったのだ。

 今年は「一帯一路」イニシアチブが打ち出されて10周年になる。世界各国、特に発展途上国のために会計監査の修士を育成することはこのイニシアチブの取り組みの大きな成果の一つだ。過去10年間、中国は151の国、32の国際機関と200件以上の協力文書を締結した。アフリカの青年起業家が夢を叶えるための支援、カンボジアの貧しい村々が「幸福の道」を歩み出すための推進、スリランカの子どもたちに世界を知るための窓を開くための支援など、中国は沿線諸国と多様な形の交流を行ってきた。人と人の心が通じ合うことは、質の高い「一帯一路」の共同建設に継続的な力を注ぎ込むことになる。

 習近平主席に宛てた手紙の中で、南京審計大学の留学生たちは、「中国での経験を決して忘れず、中国への思いを常に大切にし、中国とそれぞれの国の友好を増進する使者になるよう努力する」と述べている。中国がまさにやろうと努力しているのは、はるかな距離を隔てて、恒久的な平和を実現し、共同の発展を促進し、文明間の対話を強化することだ。中国の役割が何なのか、世界はそこからも読み取れるだろう。(CRI論説員)

 

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