新型デジタル技術生活用品 北京で披露

2023-07-06 12:18:39  CRI

 「2023世界デジタル経済大会」が4日から7日まで北京国家会議センターで開催されています。同時に開催されている「デジタル化による変革、スマート未来への展望:デジタル経済が創出する美しい生活」テーマ展では、企業110社が最新のデジタル製品や成果を披露しています。 

 

掌紋スキャンによる乗車改札を体験する来場者 

 中国インターネット大手、騰訊(テンセント)の展示ブースでは、SNSの微信(ウィーチャット)による掌紋スキャン機が多くの来場者を引き付けています。「掌紋+手のひらの静脈」によるAI識別技術を利用して、無媒体・非接触・高効率・高安全性などの特徴を備え、複雑な環境下での改札に対応できます。すでに北京地下鉄大興空港線に導入されています。 

 

出前大手「美団」の自動配送車 

 中国出前大手、美団(メイトゥアン)のドローンや自動配送車、スマート配送ステーションなどのデジタル技術を採用した最新のサービス製品も出展されています。同社は、生活サービス分野のデジタル化を目指し、科学技術のイノベーションを生かして、実体経済とデジタル経済の融合に取り組み、消費者に新しい体験をもたらしています。 

 

スマートヘルメットを体験する来場者 

 中国大手通信事業者の中国聯通(チャイナ・ユニコム)が出展する斬新なスマートヘルメットが多くの来場者から注目されています。このスマートヘルメットは、モノのインターネット、AI音声、北斗ナビゲーションなどの技術を利用して、ワイヤレスモジュール、ナビゲーション、カメラを一体化して取り付けたもので、位置特定、撮影、テレビ電話、身体状況のモニタリングなど一連の機能があります。使用者が転倒したり、近くに転落しそうな物があったりした場合、ヘルメットは早期警報を鳴らしながら、関連情報をバックグラウンドに送信し、スタッフが適時に救援・支援を行います。 

 

自動車模擬プラットフォームでのセキュリティーホールの実演 

 デジタルセキュリティー展示エリアにある奇安信テクノロジー(QAX)の展示ブースでは、自動車の模擬プラットフォームでセキュリティーホールが実演され、来場者を引き付けています。運転席に座ると、目の前の大スクリーンにはリアルな道路状況の模擬映像が見えます。ハッカーによる攻撃を受けると、車両はコントロールを失い、ドア、ハンドル、アクセル、ブレーキが利かなくなり、ドアの開閉に異常が発生した場合、車のセキュリティーネットワークシステムがいち早く警告を受け、不法侵入した設備や異常接続を遮断し、それをブラックリストに入れ、車両の正常な運転を確保し、ハッカーによる侵入の再発を防ぎます。(Lin、柳川)

ラジオ番組
KANKAN特集