北京
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現地時間7月1日、メキシコの首都・メキシコシティのチャプルテペック動物園で、ジャイアントパンダ「シンシン(欣欣)」が33歳の誕生日を迎えました。ジャイアントパンダの寿命は、野生の場合は一般的に20歳前後で、人工飼育の場合は30歳にも達しますが、33歳というのは、人間の100歳を超える超高齢と言えます。
「シンシン」は雌で、1990年7月1日にメキシコで生まれました。現在はメキシコ、さらにはラテンアメリカで唯一のジャイアントパンダで、チャプルテペック動物園もラテンアメリカで唯一パンダを飼育している動物園です。
また、「シンシン」は今、世界で唯一、中国に所有権のないパンダでもあります。中国は1975年に、メキシコに2頭のジャイアントパンダ「ベイベイ(貝貝)」と「インイン(迎迎)」を贈呈しました。その場合、子どもが生まれれば、国籍は贈呈された国になります。「シンシン」は「ベイベイ」と「インイン」の孫娘です。
メキシコ駐在の張潤中国大使は「シンシン」の誕生日会に出席し、半世紀にわたる中国とメキシコのパンダに関する友好交流の歴史を振り返ったうえで、メキシコ側が長い間、パンダの飼育に払った献身的な努力を称賛し、「33歳の高齢を迎えたシンシンはメキシコの誇りであり、原籍国である中国の誇りでもある」と祝いました。(Lin、野谷)