中国最長の海底道路トンネルで海を貫く工事始まる

　中国最長の海底道路トンネルである、中国東部・山東省青島市の膠州湾第2トンネルで6月30日、海を貫く工事が始まりました。 

 青島膠州湾第2トンネルで海を貫く工事始まる 

　膠州湾第2トンネルプロジェクトは、西の青島市西海岸新区から始まり、東に向かって膠州湾を通り抜け、青島港付近で上陸し、高架橋で青島市東海岸の市街区につながるもので、本線の全長は17.48キロです。うちトンネルの長さは14.37キロで、海域区間が9.95キロです。最深地点は海面下115メートルです。 

　同トンネルの建設では、2本の主トンネルと中間サービストンネルの配置を採用し、双方向6車線で、設計時速は80キロです。直径15.63メートルの幹線トンネルシールド2台と同8.18メートルの中間サービストンネルシールド1台の計3台を使用するということです。  

　膠州湾第2トンネルプロジェクトは現時点で世界で規模が最大の海底道路トンネルプロジェクトで、2027年12月に完成し開通する予定です。（閣、柳川）