【CRI時評】中国の世界との付き合い方を示した対外関係法

2023-07-01 13:26:09  CRI

 「中華人民共和国対外関係法」が1日から正式に施行された。

 現在、中国と世界の関係にこれまでにない変化が生じている。一方で、中国は世界の平和と安定を守る「大黒柱」となり、世界経済の成長を促進する主要な原動力となっている。他方で、中国の発展はより複雑に入り組んだ国際情勢に直面している。対外関係を対象とした統一的な立法を行うことは、中国が全面的な法に基づく国家管理を推進する上での需要によるものであり、中国の世界との交流を法律面から力強く保障することにもなる。

 一つの国が異なる形で対外関係を対象とした立法を行うのは国際的に通用するやり方だ。中国が「対外関係法」を制定した最も主要な目的は、中国の対外交流の立場と主張を集中的に述べ、中国の対外関係関連の制度を充実させ、中国が平和、発展、協力、ウィンウィンを堅持していることを法治の方法で世界に示し、中国が対外関係を発展させ、国際協力を促進するためにより充実した法的根拠を提供することだ。

 この法律を通読すれば、明確な特徴がいくつかあることに気づくだろう。最も際立った特徴は、友好交流の促進で、中国の世界との付き合いは友好的で善意に満ちていることを十分に示していることだ。

 また、この法律は対外開放を拡大するというはっきりとしたメッセージを発している。本文では、開放に6回言及し、協力については28回も言及し、「多国間貿易体制を守り、一国主義と保護主義に反対し、開放型世界経済の建設を推進する」といったことを強調した。このことは、中国が開放を絶えず拡大する決意が固いことを物語っている。

 同時に、これは国家の主権、安全、発展の利益を守る法律でもあり、中国が制裁、干渉、ロング・アーム管轄に反対する正当な権利を行使するための法的根拠を提供し、国際的な公平と正義をよりよく守るのにも役立つ。

 特筆すべきは、「対外関係法」は「国連憲章の趣旨と原則を遵守する」と明確に表明しており、国連を中心とした国際システム、国際法を基礎にした国際秩序を守るという中国の一貫した立場を体現していることだ。

 世界は新たな激動の変革期に入っており、この法律が与えるプラスのエネルギーは、世界に中国をよりよく理解させ、中国を認識させ、中国を理解させ、中国を信頼させることにつながるだろう。(CRI論説員)

ラジオ番組
KANKAN特集