放射能汚染水の海洋放出は日本の私事ではない=外交部

2023-06-28 19:49:49  CRI

 外交部の毛寧報道官は28日の定例記者会見で、「放射能汚染水の海洋放出は国際社会の共通した利益にかかわる問題だ。日本一国の私事ではない」と述べました。

 韓国メディアは最近、内部事情を知る人が匿名を条件に明かした情報として、日本政府は、国際原子力機関(IAEA)の作業グループによる最終報告書の草案を事前に入手した上、実質的な修正意見を出し、報告書の結論に不当な影響を与えたと報じました。日本の政府関係者はIAEA事務局の人員に100万ユーロ以上を渡したとのことです。

 毛報道官は同件について、「日本政府には、関連報道について信用できる説明をする責任がある。IAEA事務局も反応すべきだ。この報道は、日本の放射能汚染水の海洋放出に対する国際社会の懸念をさらに深刻にした。国際社会は、IAEA作業グループの最終報告書の結論の公正さや客観性を疑ってもおかしくない」と述べました。

 毛報道官はさらに、「IAEA事務局が客観性、専門性、公正の原則を堅持し、作業グループの専門家の意見を十分に尊重して採用し、科学と歴史による検証に耐えられる報告書をまとめて、日本側の海洋放出案に太鼓判を押さないことを望む」と強調しました。(鵬、鈴木)

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