北京
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「パンダ特別列車」の外装にはかわいいパンダが
300人余りの観光客を乗せたY152便の「パンダ特別列車」がこのほど、中国南西部・四川省の成都西駅を出発し、11日間の特別な旅をスタートさせました。
この特別列車には、最近中国で話題の「パンダ郵便局」が併設されており、車内にいながら、絵はがきや手紙を出すことができます。
今回初運行となる、「『パンダ』と一緒」をテーマとした特別列車は北京市、内蒙古自治区の烏蘭布統(ウランブトン)、河北省の承徳市、山東省の聊城(りょうじょう)市などを経由し、乗客はウランブトン草原や承徳避暑山荘、聊城市の中華水上古城などの有名な景勝地を観光できます。
「パンダ郵便局」の絵はがきコーナー
パンダ特別列車にある多目的車両には、絵はがきコーナー、スタンプコーナー、休憩コーナーなどが設けられており、カルチャーと観光がセットで楽しめます。
列車に乗車した切手収集愛好家だという成都市在住の男性は、「パンダ特別列車の中に郵便局があるなんて、意外だった。ポスト、絵はがき、消印、いずれもパンダの模様がついている。たくさん買っておいて、友達にプレゼントする」と語り、喜びをあらわにしていました。
また、別の乗客の女性は、この特別列車の乗り心地について、「とても温もりがあり、快適。夏休みの子供連れのツアーにぴったりだ」と話しました。
この列車の運行担当者は「パンダ郵便局」の車内への設置について、「乗客にもっと乗車体験を楽しんでもらいたい。列車の中で手紙や絵はがきを書いたり出したりすることで、特別な記念がまた増えることになるだろう」と語りました。(朱、野谷)