【CRI時評】発展の道では、いかなる国、いかなる人も取り残されてはならない

2023-06-22 14:15:54  CRI

 2021年9月21日、中国の習近平国家主席が第76回国連総会の一般演説でグローバル発展イニシアチブを打ち出し、八つの重点協力分野に絞って、100以上の国々や多くの国際機関からの支持を得た。2022年6月24日、習近平主席は世界発展ハイレベル対話を主宰し、中国がグローバル発展イニシアチブを実現するための32項目の実務協力措置を打ち出して、イニシアチブを推進するための方向性を明示した。

 1年がたった今、これらの措置はどのように実施されているのか。報告によると、既にその半分が実施済みか、あるいは繰り上げて成果を上げている。国際民間貧困削減協力ネットワークの設立、グローバル発展イニシアチブ・デジタル協力フォーラムの開催、総額5000万ドルの中国・国連食糧農業機関第3期南南協力信託基金の立ち上げ、中国・アフリカペアリング医院協力メカニズムの構築など、プロジェクトが次々と実行に移され、発展を渇望している人々に希望をもたらした。

 貧困撲滅を例に取ってみよう。この1年の間、貧困撲滅協力ネットワークの構築、貧困撲滅知識の共有・交流の促進、民政プロジェクトの実施などを通じて、中国は発展途上国の貧困からの脱却を誠心誠意支援してきた。

 人類がデジタル時代に突入した現在、多くの発展途上国もデジタル技術を活用した発展の推進を熱望している。1年前のハイレベル対話の成果の一つを挙げるなら、それはつまり「スマート税関、スマート国境、スマートコネクティビティー」だ。現在、この理念は既に31余りの多国間文書に盛り込まれ、130以上の協力プロジェクトが育成されている。グローバル発展イニシアチブが打ち出されて以来、中国は国連の2030アジェンダに特化した世界初の科学衛星を打上げると共に、国連に対して多くのグローバルデータ製品を寄贈し、さまざまな地域での実施状況の測定と評価のためのデジタル支援を提供している。

 グローバル発展イニシアチブは人民を中心とする八つの重点協力分野を創設し、国連2030アジェンダの17項目の持続可能な発展目標をカバーし、国際社会が発展のための資源投入を増やすことを効果的働きかけることを堅持している。東ティモールのアダルギサ外相は、グローバル発展イニシアチブは幅広い発展途上国の発展に対するニーズに応え、各国がそれぞれの強みを発揮し、国連2030アジェンダを実現するための力を結集するのに役立っているとしている。

 イニシアチブの提唱者として、中国は一貫して言葉を守り、毅然(きぜん)として行動することを堅持し、たゆまなく推進してきた。中国は世界各国が逆巻く大波を乗り越え、明るい未来に向けて疾駆するには必ず互いに協力して困難を乗り切らねばならないことを熟知している。発展の道においては、いかなる国、いかなる人も取り残されてはならず、中国は絶え間なく努力し続けている。(CRI論説員)

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