北京
PM2.577
23/19
「外国語学習のコツを教えてください」
「中国で今話題の日本の映画や歌は?」
「私の好きな日本語は『触れ合い』です」
「通訳は人類相互理解の促進役」……
これは、21日、日本の神戸にいる中国語専攻の学生たちと中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)日本語放送のアナウンサーたちとのオンライン交流授業でのやり取りの一部です。
21日、神戸学院大学グローバル・コミュニケーション学部の教室で、中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)日本語放送のアナウンサーたちとのオンライン交流授業が行われました。中国語専攻の学生のみならず、同大学で留学中の中国人学生も含め、約50人が参加。外国語学習、異文化との付き合い方、番組作りで心がけていることなどをめぐり、小1時間にわたって交流が行われました。
交流授業の様子(提供写真)
神戸学院大学グローバル・コミュニケーション学部大濱慶子教授の特別授業の一環として実施されたこの企画は、外部講師として招かれた中国ウォッチャー、吉村澄代氏により提案されました。それに対し、大学側は「日本の学生たちの中国理解を深めることができ、将来的に日本と中国の友好関係に役立つ」という考えで提案を受け入れ、実現したものです。吉村氏は日本人専門家として、2001~2005年にCMG日本語放送(中国国際放送局)で勤務した職歴があり、「中国では、外国語の日本語を使いこなしている中国人アナウンサーがいることを学生たちに知ってもらい、彼らの中国語学習意欲の向上に役立ててほしい。それが相互理解の第一歩だと思っている」と提案した思いを語りました。
交流授業の様子
交流授業に参加した劉叡アナは、各地を取材した時に撮影した写真を見せながら、中国の今を紹介し、夏休みに中国留学を予定している学生に対し、「語学を通じて友達の輪を広げよう。中国人の友達をいっぱい作り、また、他の国からの留学生とも友達になり、世界を楽しもう」と激励の言葉を送りました。
参加した学生たちからは「中国の今を知ることができ、語学の学習法や留学での楽しみ方も教えて頂いたので留学が今から楽しみです」「“言葉にはチカラがある。言葉は心の扉を開ける鍵”というお話が心に残りました」などの感想が聞けました。
また、特別授業担当教官の大濱教授は「コロナ禍でここ数年、現地留学へ派遣できない期間が続いていたが、今回このような外国語のスペシャリストの皆様と交流ができ、学生の学習意欲が高まった」と交流授業の意義を評価しました。
神戸学院大学グローバル・コミュニケーション学部は2015年に創設され、現在、中国語コースには100名あまりの在校生がいます。(Yan)