中国の鉄道新ダイヤが7月1日から実施

2023-06-21 13:39:55  CRI

 中国国家鉄路集団有限公司によりますと、中国全国の鉄道は7月1日午前0時から、新しい列車ダイヤに沿って運行されます。新ダイヤでは、旅客輸送列車がこれまでより46本増えて1万592本、貨物輸送列車が394本増えて2万2182本になります。

 国家鉄路集団有限公司輸送部の責任者によりますと、今回のダイヤ調整は鉄道部門が国家戦略を支援し、運輸サプライサイドの構造改革を進めて、旅客と貨物輸送市場のニーズに適応するために主体的に行う総合的なシステム調整です。

 ダイヤ改正により、北京・天津の都市間鉄道や、広州・深セン・香港間の高速鉄道の輸送能力を高め、北京・天津・河北の共同発展や、香港と内陸部の人的往来を促進します。河北省滄州市の滄州西駅から北京・上海高速鉄道と石家庄・済南高速鉄道を経由し、同じ河北省の石家庄市まで通じるGで始まるEMU列車2本が増発されます。また、四川省成都市の成都東駅から香港の西九龍駅までのGで始まるEMU列車が増発され、香港と内陸部の人々の往来を促進します。

 次に、東北部に乗り入れる高速列車を増発し、東北部の全面的な振興を支援します。中でも、黒龍江省チチハル市のチチハル南駅から北京市朝陽区の北京朝陽駅までの、停車駅数を絞った、高速で、所要時間の短い列車4本が初めて運行されます。

 また、普通列車の運行時間が短縮され、観光列車の運行路線が全面的に見直されました。

 さらには、鉄道の円滑な輸送能力を向上させるため、貨物列車が大幅に増発されます。(殷、坂下)

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