北京
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中国の鉄道車両最大手、中国中車(CRRC)が改造した初の水素動力機関車「寧東号」が15日、中国北部の山西省大同市でラインオフしました。これは中国初のディーゼル機関車を改造した水素動力機関車です。初の水素動力機関車「寧東号」は大出力燃料電池システムを搭載し、ユーザーの需要に応じて柔軟に配置できます。
これについて、中国中車大同電力機車有限公司の梁鎮中チーフエンジニアは、「機関車には世界の軌道交通業界最大出力800キロワットの水素燃料電池システムと最大水素貯蔵量270キログラムが搭載されており、顧客の運用ニーズを効果的に満たすことができる。1回の水素補給で最長航続時間が190時間となり、典型的な作業環境で2日間連続して作業できる」と述べました。
交通分野の省エネ・炭素削減作業の推進に伴い、ディーゼルを動力とする老朽化したディーゼル機関車は新エネルギーの改造が急務となっており、多くの新エネルギーを比較した結果、中国中車大同公司は水素エネルギーを選びました。水素エネルギーはクリーンで再生可能なエネルギーです。現在の全国のディーゼル機関車保有台数は7800台余りで、水素動力機関車は老朽化したディーゼル機関車の中核部品の改造・修復を行うことで、現在のディーゼル機関車の90%以上を代替し、機関車の使用期間を延長することができます。(非、藤井)