イランの新任駐サウジアラビア大使 サウジとの国交回復を促した中国に感謝

2023-06-15 12:44:25  CRI

 中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)の記者はイランのテヘランで14日、同国とサウジアラビアの関係や域内情勢などについて、同国の外相補佐官で駐サウジアラビア大使に任命されたエナヤティ氏を独占取材しました。 

 

 エナヤティ氏は、対話が問題を解決する唯一で最も有効な方法だと強調した上で、各国がまず対話を通じて誤解を解いた後、協力分野の拡大に取り組むことを提案し、「経験が示しているように、対話は単なる概念ではなく、問題解決の最善の方法だ」と述べました。 

 また、欧米諸国による軍事干渉や中東地域での軍事的存在を非難するとともに、域内の安全は域内諸国によって掌握されなければならないと指摘した上で、「これまでのところ外国の軍事力はこの地域にトラブルと難題を引き起こしただけだ。米国と西側が慣用する制裁や軍事的威圧などの手段は、域内諸国の人々に多くの悪影響を与えている。米国の地域政策は信頼できない」との見方を示しました。 

 さらに、サウジアラビアとの国交回復のプロセスで重要な役割を果たした中国に感謝の意を伝え、「中国が打ち出したグローバル発展イニシアチブ、グローバル安全保障イニシアチブおよびグローバル文明イニシアチブは、域内および世界の多くの国から歓迎されている。イランは引き続き、中国を含む友好国と友情を深め、協力を展開していく意欲がある」と述べてイランの立場を強調しました。(朱、柳川)

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