中国 WTOで「エネルギーの構造転換と貿易政策の貢献」シンポジウムを開催

2023-06-14 10:40:51  CRI

 中国は現地時間13日、世界貿易機関(WTO)で「エネルギーの構造転換と貿易政策の貢献」をテーマとするシンポジウムを開きました。中国のエネルギーの構造転換プロセスと見通しを切り口として、中国の経験を分かち合い、国際貿易環境の整備を通じて、どのようにグローバル・エネルギーの低炭素開発に貢献するのかについて議論しました。これは中国側がおこなった、WTO主導の開かれた貿易環境による気候変動問題への対応に関する議事日程における有益な試みだとみられています。

 WTO駐在の李成鋼中国大使はシンポジウムで、エネルギーの低炭素開発を含む中国の気候変動対応に関する国家戦略を紹介し、「中国の再生可能エネルギー分野での年間排出削減量は、2022年に28億3000万トンとなり、同時期の世界シェアの41%を占めた」と述べました。また、「これこそ中国のグローバルな挑戦に対する貢献である。中国のやり方や模索は一つの実践として、各国の間、とりわけWTO加盟メンバーの間で共有できる」としたうえで、「このような共有は貿易についての思考を促し、貿易の角度から、環境に優しい製品・サービス・技術の流通により良い環境を作ってほしい」と期待を寄せました。(Lin、野谷)

 

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