北京
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中国の国家発展改革委員会の楊蔭凱副主任は上海市内で11日、「中国の非化石エネルギー発電設備容量は現在、容量全体の50.9%を占めるようになった。化石エネルギー発電の容量を上回る」と発表しました。
中国は2020年、「2030年までにカーボンピークを達成し、2060年までにカーボンニュートラルを実現すべく努力する」という発展目標を掲げました。
楊副主任は11日に開催された第1回上海国際カーボンニュートラル技術・製品・成果博覧会の開幕式で、「中国は過去3年間でカーボンピーク、カーボンニュートラル、1+N政策保障の体系を確立した。エネルギーの転換を加速するため、砂漠、荒れ地、砂漠地帯に大規模な太陽光および風力発電の基地を計画・建設し、石炭発電設備を4億8000万キロワット分以上改造し、石炭火力発電ユニットの省エネ・炭素削減改造の完成を実現した。中国のグリーン低炭素産業は大きな発展の可能性を秘めている」と述べました。
なお、「1+N政策の「1」とは、「新たな発展理念を完全かつ正確に全面貫徹してカーボンニュートラルの作業を行うことに関する中国共産党中央・国務院の意見」と「2030年までのカーボンニュートラル行動方式」の文書2件で構成され、「N」とは重点分野や重点業界の実施方式や関連する一連の支援や保障を指します。 (hj、鈴木)