外交部 「プリズム事件」は米国の「ハッカー大国」の本性を暴いた

2023-06-09 18:43:07  CRI

 今年は「プリズム事件」が発覚して10年目です。外交部の汪文斌報道官は9日の定例記者会見で同件について、「プリズム事件は『ハッカー大国』という米国の本性を暴いた。このハッカー大国は10年が経過しても差し控えるどころか、より勝手な振る舞いを続けている」と非難しました。。

NSAの元職員エドワード・スノーデン氏

 プリズム(PRISM)とは、米国家安全保障局(NSA)などが2007年から運営する、極秘の大量監視プログラムです。NSAの元職員エドワード・スノーデン氏が10年前に、米情報機関による世界各地での無節操な監視や情報窃取活動を暴露したことが、「プリズム事件」の発端でした。

 汪報道官は9日の記者会見で、「国際社会はここ10年、ますますはっきりと知るようになった。米国は自らが民主と自由の『擁護者』であると称しながら、自らの技術の強みを利用して、各国国民の権利と自由を侵害している。サイバーセキュリティーの安全を守ると称しながら、サイバー空間を支配することに力を入れて自国のサイバー覇権を固め、サイバー空間の平和と安定を脅かす最大の破壊者になった」と非難しました。

 汪報道官はさらに、「米国の目的は、米国一国だけが主導する、いかなるライバルもなく、いかなる監督も受けない全世界の監視ネットワークを構築することだ」と述べました。(Lin、鈴木)

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