69歳の中国人男性 フルマラソンを3時間40分で完走

2023-06-08 11:56:40  CRI

マラソン愛好家の劉加生さん

 今年69歳の劉加生さんはこのほど、中国中部の湖北省孝感市で開催された「2023孝感マラソン」で3時間40分24秒のタイムを出して話題となりました。大会関係者は「劉さんほどの高齢で参加した方は初めて見たので、感心した」と敬意を表しました。

 劉さんは1954年生まれで、湖北省随州市の出身です。1970年代初めに高校を卒業後、付近の農村で3年間農作業に携わりました。その間、悪天候の日を除いて毎日走って帰宅していました。地元の町に戻った後、駅の荷扱工となり、毎日荷物の積み下ろしをしました。体力の要るハードな仕事でしたが、趣味のランニングは怠りませんでした。

 2009年に定年退職し、湖北省武漢市に移り住みました。走ることが大好きなため、多くのランナーと仲良くなり、その中には劉さんと同じような高齢ランナーも多く、平均年齢は70歳近くでした。劉さんは2016年にマラソンを始め、5キロマラソン、ハーフマラソン、そしてフルマラソンと、大会に出場するようになりました。これまでに大小さまざまな大会に数十回出場し、成績もどんどん上がりました。自分なりにマラソン大会の出場経験を総括しながら、練習や大会参加の回数を重ねてきました。

 2021年にランニングをしていた時に急病に見舞われ、入院して手術を受けました。半月で退院し、しばらくは流動食しか食べられなかったものの、ランニングへの情熱はいささかも衰えませんでした。1キロ、2キロから始め、ほどなく朝のランニングを再開し、その後また省内各地のマラソン大会に出場するようになりました。劉さんはこうした一連の努力を経て、2023年の荊州マラソンで自己ベストの3時間37分を記録しました。(Yan、藤井)

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